2018.07.11
パスタができるまで

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原料の受け入れ
製粉工場で挽いたデュラムセモリナがパスタ工場に届けられると、サイロという貯蔵庫にいったん蓄えられます。タンクローリーからサイロには空気の力で移すので衛生的です。
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混練(こんれん)
ミキサーに送られたデュラムセモリナにはまず水が加えられます。最初に2つの刃がついたミキサーでよく練り混ぜ、次に真空状態にしてさらに練り合わせ、パスタ独特の歯ごたえを出すために生地の密度を高めていきます。
デュラムセモリナの混練
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成形
よく練った生地は、ダイスというたくさんの小さな丸い穴が開いた型を通り抜けることで細長いスパゲティの形になります。マカロニの場合はダイスの内部や穴の形状によって、その形が決まります。いずれも高い圧力をかけて押し出すことで、パスタ独特の歯ごたえが生まれます。
ダイスのピースとそれぞれのマカロニ
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乾燥
ダイスから押し出したスパゲティはステッキ(棒)にかけられ、トンネルのような長い乾燥室を通し、時間をかけてゆっくり乾燥させます。ゆっくり、じっくりと水分を抜いていくことで、ひび割れのない、透明感のあるパスタに仕上げます
ステッキにかけられたスパゲティ
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包装・検査・出荷
決められた長さにカットしたスパゲティは、自動的に計量後、袋詰めされます。出荷される前に、正しく袋詰めされているか、賞味期限が正しく印刷されているか、重さは正確か、万が一、異物などが混入していないかなど、念入りにチェックされます。